保険治療

ニキビ

ニキビ(尋常性ざ瘡)は男性ホルモンの作用により皮脂の分泌が増えること(思春期の一時的増加や大人のにきびと呼ばれるケースの多く)と、毛穴部分の角質が厚くなり皮脂の出口を塞いでしまうことが原因です。

さらに、保湿不足の肌がバリヤ機能低下をもたらし、炎症を悪化させているケースが増えています。

 

また、背中や胸にできるケースでは毛孔性角化症が原因となっていることが多いため、並行して治療することが必要です。

 

長引く炎症は瘢痕や色素沈着を残しますので早めに治療を受けることをおすすめします。

 

内服薬(ビタミン剤、抗生物質、漢方薬、男性ホルモン抑制剤、ピル、抗真菌剤、抗炎症剤など)と

塗り薬(抗菌剤、抗真菌剤、抗炎症剤、ここ数年増えた毛穴出口のつまり改善薬)による保険治療が基本です(男性ホルモン抑制剤、ピルは保険適応ではありません)。

特に漢方薬は、にきびといっても10人の患者さんがいたら、処方する漢方薬も10人異なるというところで西洋医学と違うところです。

また、ひどくなったにきびはアクネ菌だけでなくブドウ球菌などの増殖を生じているため、内服薬の抗生物質(菌を抑える薬)では効果が出るまで大変時間がかかることも多く注射をすることもあります。
この方法だと、治りが早いことと延々内服薬を服用しなくて済みます。

 

また、コメド圧出(専用器具で毛穴に詰まった角栓を取り除く)や膿んだにきびの排膿処置は治癒を早めるため積極的に行っております。

 

しかし、再発を繰り返す患者さんや難治な患者さんには効果的な保険外治療(ケミカルピーリング、ビタミンCによるイオン導入、エレクトロポレーション、フォトRFオーロラアドバンス、MPLフォト治療、トレチノインクリーム、ビタミンC美容液etc.)もおすすめしています。

自費施術は費用がかかりますが、あきらかに保険治療より早く効果的です、

 

多々ある治療の中から、ご自分に合った治療、ご自分が継続できる治療をおすすめします。

 

大人のにきびと呼ばれる顎のにきびは現在行われている保険治療のみでは難しいケースがほとんどです。効果的な保険外治療を是非受けていただきたいと思いますが、保険治療のみ希望される患者さんは保険治療のみで行っております。


また、おろそかにはできない自宅でのスキンケアについてもアドバイスします。是非ご相談ください。

アトピー性皮膚炎

遺伝的素因という背景と表皮が薄く、バリアー機能の低下しているため、
悪化と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹が左右対称性に出るのがアトピー性皮膚炎です。

 

治療は悪化因子(汗や乾燥、アレルゲン)の対策とスキンケア(とにかくまめな保湿)、そして薬物療法です。

 

アトピー性皮膚炎では、痒みの神経が角層の近くまで侵入してきているため刺激で容易に痒みを生じます。

 

薬物療法は外用と内服です。

外用薬は治療初期は症状や部位にあわせたステロイドを使用します。
主治医と十分話し合って治療を行ってください。

顔の赤みにはタクロリムス軟膏が効果的です。
タクロリムスはステロイドのように免疫調整作用があり、ステロイドのような皮膚萎縮などの副作用がありません



さらに掻いてしまうことが状態を悪化させていくため、抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬を使用します。
当院では漢方治療も併せて行います(保険適応)。
皮膚炎の改善が認められるようになったところで漢方薬の内容を変更・減量していきます。

 



治療の最終目標は保湿剤のみ。
しかし、抗アレルギー剤や漢方が少量必要の事もあります。
つまり、ステロイドなしのコントロールです。

 


ついステロイドの外用薬に依存してしまいがちなアトピー性皮膚炎。
まめに保湿をし根気よく内服治療をすることが大事です。

 



ステロイド外用の長期使用や乱用はバリア機能の低下した皮膚を作ります。
医師と相談し使用してください。

 



漢方治療は、その時の症状・季節などの環境に合わせ変更します。

劇的に症状が変わらなくても根気よく続けることが必要です。

脂漏性皮膚炎(フケ症)

頭に湿疹やフケ、顔に赤みや皮膚が剥けるといった症状が現れます。

 

脂漏部位(皮脂腺の発達した部位)に生じるため、頭や顔のほかに耳や脇、背中や外陰部といった箇所にも生じます。

原因は脂質を好む皮膚常在菌や真菌の増加、過剰皮脂、アレルギー素因、ビタミンBの不足等があげられます。

ストレスやハードワーク、生活の乱れも影響します。
外用の抗真菌剤、抗アレルギー剤、ビタミンBを投与します。

異汗性湿疹(手足のちいさなぶつぶつ)

手や足に水虫と似たかゆみを伴う小さな水ぶくれのようなぶつぶつができます。
それらが徐々に融合し乾燥して剥けてきて消えるといった経過を繰り返します。

 

 

金属や食品添加物の摂取で誘発されるケースがありますが一般に原因は不明です。
ステロイドの外用剤を投与します。

毛孔性角化症(背中や肩、二の腕のぶつぶつ)

毛穴に一致した細かな赤いぶつぶつが生じ、ざらざらとした肌触りはおろし金のような感じです。
背中や肩のほか太ももに生じることもあります。

遺伝性で一般には30歳代までに自然に治りますが、背部ににきびを合併し受診されるケースが多く見られます。
皮膚組織を見ると毛穴の開大と角栓(ケラチンと毛)を認めます。

 

角質融解剤、尿素軟膏外用が保険治療としてありますが、この治療では難治です。
(保険外外用薬や医療脱毛、ケミカルピーリングなどの併用が効果的です。)

円形脱毛症

頭部全体に及ぶ全頭型や全身に及ぶ汎発型という難治なタイプもあります。
ストレスや自己免疫異常などが原因と言われています。

ステロイド薬の外用や内服治療を行います。

ヘルペス

口唇ヘルペスや性器ヘルペスが多く見られます。
口唇ヘルペスでは唇やその周囲に水ぶくれができます。

 

これらは単純ヘルペスウイルスの感染症です。
風邪や疲労、紫外線、胃腸障害、薬剤など抵抗力や免疫機能の低下が誘因となります。

 

性器ヘルペスは水ぶくれや潰瘍が性器を中心とした下半身に主にできます。
治療は抗ウイルス薬の外用と内服薬です。

 

頻発する性器ヘルペスには再発抑制療法がありますのでご相談ください。

帯状疱疹

神経節に潜んでいた水ぼうそうのウイルスが、風邪や疲労、紫外線、胃腸障害、薬剤など抵抗力や免疫機能の低下した際に活発となり症状がでます。

 

一般に2~4週で治ります。
なかには神経痛を残すことがあります。

 

眉間から鼻にかけて出た場合は眼の症状を合併することがありますので早めに眼科を受診する必要があります。

治療は抗ウイルス剤の外用薬や内服薬ですが、重症の場合は点滴が必要となります。

粉瘤(ふんりゅう)

カプセルを形成し、カプセルの中に皮膚の老廃物が溜まったものです。
カプセル内で細菌による炎症を併発すると腫れや痛みが出現します。
化膿した状態で受診するケースがほとんどです。

細菌感染により炎症をおこしている場合は抗生物質による治療と切開による排膿処置を行います。

根本的には炎症が沈静化してからカプセルごと取り除く外科的手術が必要となります。

※当院では切開排膿は行いますが、外科的にカプセルを取り除く手術は行っておりません。
(根本的な外科的治療を希望し皮膚科を受診する場合は事前にご確認することをお勧めします。)

水虫

 

真菌の一種である白癬菌による感染です。
水虫は日本人の4人に1人、爪水虫は8人に1人がかかっていると言われています。

白癬菌は角質を好むため足だけはなく毛や爪にも感染します。
頭部では脱毛をきたすことがあります。

痒みは必ずしも伴いません。
指間の皮膚が剥けてきたり小水疱がみられたら菌がいるかどうか検査してもらいましょう。

 

爪白癬に罹患すると爪の肥厚や色が黒ずんだり黄ばんだりします。

また肥厚から変形を伴い巻き爪になったりします。急に巻き爪になったり、巻き爪を矯正していてもいっこうに治らない場合、肥厚や色の変化がある爪は必ず菌がいるか検査を受けて起きましょう。

 

治療は外用薬と内服薬があります。

最近では爪白癬専用のローションがあり、これまで内服薬のみでしたが、定期的な採血も不要となり大変楽になりました。爪白癬の治療は検査で白癬菌陽性であることが必要となります。

蕁麻疹

痒みのある発疹で数時間以内に消えその跡を残さない、というのが蕁麻疹です。
急性蕁麻疹と1ヶ月以上続く慢性蕁麻疹があります。

急性蕁麻疹の原因にはアレルギー性と非アレルギー性があり、アレルギー性の多くは薬物や食物が原因です。

風邪や扁桃腺炎などの感染症にともなって見られることもあります。
治療に反応しにくい慢性のタイプで多いのは日光や汗、圧迫、寒冷刺激などの物理刺激による物理性蕁麻疹です。

 

また、慢性ではピロリ菌による胃潰瘍、膠原病、甲状腺の病気に伴って見られることもありますが明らかな原因を同定できない特発性蕁麻疹がほとんどです。

 

治療は抗アレルギー薬または抗ヒスタミン薬の内服になります。重症のケースではステロイドを投与します。

ほくろ

ホクロは良性腫瘍です。

一般にホクロと呼んでいるもののほとんどは単純黒子と母斑細胞母斑です。
単純黒子は扁平母斑の中で直径数㎜までのものを指します。扁平母斑は母斑細胞がありません。

治療は表皮の増加したメラニン色素を取り除くことです。
母斑細胞母斑は盛り上がっていることがあります。治療は母斑細胞を取り除くことにあります。

母斑細胞は真皮層に存在していますので、単純黒子より深く取り除く必要があります。
以上のようなホクロ黒子の治療はCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)治療が可能です。

レーザー治療は傷跡が残りにくく術後ケアも簡単です。

盛り上がりのない扁平なホクロの場合は数回の色素レーザー(Qスイッチルビーレーザー)治療でも可能です。

大きめの母斑細胞母斑や悪性が疑われる場合は手術による切除が必要となります
レーザーによる切除では組織検査ができないことがあります。
どちらの治療が適切であるかまず診察を受けましょう。
(当院ではほくろの外科切除術は行っておりません)。

尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)

ウィルスの感染が原因です。

その中でも最もよく見られるのが尋常性疣贅です。
外傷の多い手足や膝などに好発します。

大きくなるとともに表面がごつごつと盛り上がってきます。

治療はレーザー治療などもありますが、再発しやすく液体窒素による凍結療法を根気強く継続することをお勧めしています。

また難治な場合はご自宅で外用薬を使用していただくことにより治療効果をあげるようにしています(保険適応外)。

 

 

※各保険診療の場合はご予約不要です。

ご質問等ございましたら、下記お電話・メールにてお問合わせください。

[ 予約受付 ]TEL03-3580-6655
メールでのお問い合わせ
PAGE TOP